脱初心者の第一歩のひとつ、モーター慣らし。
そもそもモーターを慣らす事の理屈については詳しいサイトに委ねるとして、「カーボンブラシ」製モーターの慣らしが闇深い世界なのに対し、「金属ブラシ」製は簡単かつ効果絶大、というのが通説ですね。
では今回は、実際にノーマルモーターを使って慣らしの方法と効果の程を試してみましょう。
高電圧かつ短時間で
手始めに、新品状態での回転数を計っておきます。(ギヤ類は取り外して無負荷の状態で。)
大体16300rpmくらい。
さて本作業で、特別用意するものといえば9Vの電池のみ。電池コーナーで300円~500円くらいで普通に売ってます。
少しだけ理屈を挟むと、、、9Vの高電圧=ハイパワーの電池を使ってモーターを超高速回転させることで一気にブラシを削り、モーター最大の敵「熱ダレ」を避けつつ慣らす。ってのがミソなわけです。
逆転→正転 各30秒
では作業を行っていきましょう。ポイントは「逆転⇒正転の順で行うこと」。そういうと難しいようですが電池の向きを変えるだけなので。
まず▼のようにマイナスを手前にして、モーターの端子部分に当てる。
端子が触れるとモーターが勢いよく回り出すんで、この状態を30秒キープ。(=逆転30秒)
次にプラスを手前にして同じく30秒。(=正転30秒)
はい。なんと説明はたったのこれだけ。あとは計測しながら様子を見て2セット3セットと繰り返していく感じで。
で、今回は2セットやって18000rpmまで上昇。たった5分くらいの作業で約10%の性能アップ。
検証結果と課題
というわけで、ノーマルモーターを使った9V慣らしの検証結果は「効果絶大」。
- 9Vの電池を使用
- 逆転→正転、各30秒を様子をみながら数セット
たったこんだけで16300rpm⇒18000rpm(約10%の回転数上昇)と、定説通り金属ブラシの高電圧ブレイクインは効果絶大という事が証明された形に。
他にもメジャーどころのモーターでは、、、「トルクチューンモーター」「ライトダッシモーター」なんかが金属ブラシ製なんで応用可能。是非やっとくべきチューンナップですね。
今後の課題
- トルクチューンモーター/ライトダッシモーター辺りでの効果はどんなものか?
- 同じ方法でカーボンブラシモーターを慣らしてみたらどうなるのか?
今後はここら辺を確かめてみたいところですね。
以上。